1977-04-27 第80回国会 衆議院 運輸委員会 第17号
五つ挙げてございますが、「一、本来運賃は、経済原則にのっとって決定されるべきものであるが、現実には運賃改正法案が政治的取引の材料とされている。二、国鉄に当事者能力を持たせるには、運賃も弾力的に決定するようにするべきである。三、運賃を法定している例は外国にもない。四、国会は予算統制により十分監督ができる。
五つ挙げてございますが、「一、本来運賃は、経済原則にのっとって決定されるべきものであるが、現実には運賃改正法案が政治的取引の材料とされている。二、国鉄に当事者能力を持たせるには、運賃も弾力的に決定するようにするべきである。三、運賃を法定している例は外国にもない。四、国会は予算統制により十分監督ができる。
今回の国鉄運賃改正法案によりますと、貨物運賃の値上げが五八・六%とされておりますが、これが農林水産物価格等に与える影響というのはきわめて複雑かつ深刻なものであろうと思います。まず野菜、果物、生鮮魚介類、これは価格の決定を市場にゆだねている関係上、生産者手取りというのは市場価格から運賃諸経費を差し引いた額となりますので、運賃値上げ分はすべて生産物を出荷する農家負担になってしまうということです。
それゆえに、今回もいろいろ積極的な施策を講じまして、そうしてこれからの施策によりまして国民の足としての使命を十分達成することができる、陸上交通における国鉄の使命はますます意義が大きくなる、こういうふうに考えている次第でございまして、そういう点につきまして、今回は再建促進法案、運賃改正法案を同時にあわせて御審議を願っている次第でございます。
(拍手)現に佐藤内閣は、国鉄運賃改正法案、地方公務員定年制法案、防衛二法案、健保特例法改正案並びに大学運営臨時措置法案などの重要法案につきまして、野党の意見に全く耳を傾けることなく、これを数の暴力で押し切ってまいりました。(拍手)議会政治の要諦は、多数決原理に立脚しながらも、少数意見を最大限に尊重するところにございます。
運賃改正法案がもたつき、さらにこれと歩調を合わせるはずだった一、二等廃止に伴う通行税法改正が、大幅に遅れてしまったため、値上げ実施が連休に食い込むことになって九日朝、国鉄の磯崎副総裁の表情は暗かった。九時半、登庁するなり、診療所の看護婦さんから疲労回復の注射を一本。その間に報告やら決裁がつぎつぎに回ってくる。」これからですよ、問題は。「——いまの情勢だといつごろ値上げ実施が行なわれるか。」
それで、今度の運賃改正法案は、一〇〇%この答申を尊重というか、全面的に必ずしも取り入れていない。これはいろいろ諸種の財政的な事情がございましてできなかったであろうと思う。運賃改定に重点を置く、それから財政投融資のほうも、たいへん大蔵大臣の御理解によって相当実績をあげておるということを、けさの委員会でも聞いたわけです。
ただし、今回上程されておりますこの一部改正法案というものは、すでにわが衆議院段階におきましては、国鉄の運賃改正法案が、われわれは反対いたしましたが、院議で確定をいたしております。その段階の上にどう考えるかということでございまして、その内容を検討いたしましたら、いわば、通行税をふくらめる、並びに通行税の存続を前提とした内容であるとは、われわれは判断をいたしておりません。
○説明員(遠藤鉄二君) 昨年の春の国会におきまして、国鉄の運賃改正法案を審議されます際に、いろいろ各物資別の負担にたえられるかどうかというような問題が各物資に出まして、石炭については運賃法改正後でございましたが、二分の一だけ、先ほど総裁が御説明いたしましたように石炭緊急対策が終わるまで延べ払いをする、かようなことになりましたわけでございますが、その額が、大体国鉄の負担額が年間十二億見当であったわけでございます
大局的には今回の運賃改正法案は、私の専攻いたします公益事業料金原理の立場並びに国民経済基盤の調整、それから経済の二重構造の是正という立場から賛成申し上げます。 次に、理由を幾つかに分けて申し上げたいと思います。国鉄は輸送力の増強とサービスの改善が最大の使命であり、また急務であると考えます。日本経済並びに社会の発展テンポは非常に早いのでありまして、輸送の需要の伸びは実に著しいのであります。
従いまして、この運賃改正法案によります増収による踏み切りの改善ということと、直接にこの法案とは結びつきはないと存じます。
私は、先般本会議に今度の運賃改正法案が提案されました際に質問をいたしまして、それに対するお答えをいただきましたので、それを中心にといいますか、それを基礎にいたしましてお尋ねをいたすのでありますが、その前に、これは御答弁をいただく態度と申しますか、あるいはまたわれわれがこの問題に取り組んで参ります態度と申しますか、そういう点に関連がありますので、その前提として一つお尋ねをいたしたいのであります。
○津田説明員 ただいま等級の問題につきましてだんだんとお話ございましたが、今回の運賃改正法案の御審議をいただくにあたりまして、等級の問題というものは非常に重大でございまするし、また御関心を持たれる向きも非常に多いのではないかと思いますので、先ほど私が非常にざつと御説明申し上げましたようないきさつ、沿革だけではなしに、もつと根本的な理論的な問題から、それから等級審議会でどのような御決定が累次にわたつてあつたかというような
○委員長(板谷順助君) ちよつと両大臣を至急に外の委員会から呼びに来ておりまするので、本案に対する質疑はこの程度で止めておいて、更に適当の機会に継続することとして、運賃改正法案の質疑に移りたいと思いますが、如何ですか。
○委員長(板谷順助君) それでは昨日この委員会で御承諾のあつた通りに、運賃改正法案を審議することにいたしましよう。如何ですか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(板谷順助君) 今あなたのお話のように、先ず第一に審議の順序を決めまして、そうして運賃改正法案については公聽会を開く余日があるかないか、或いはないとするならば、証人喚問の形式でやるかということを諸君にお諮りするつもりでおつたのであります。只今のその順序については如何ですか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
そういう合理的運賃体系を立てるべきであるという見地から、今度の運賃改正法案を拜見いたしますというと、一向そういう問題は考えられておらないということができると思うのであります。
御承知の通り、今回政府は運賃改正法案を提出いたしまして、この提出は甚だ遅れたために、実は広く民間の意見を聽散するという意味から公聽会を開くという考えでありましたのが、今申上げまするように、政府は五月一日から運賃改正を実施したいということでありまするが、これにつきまして、現在の鉄道会計の状況を申上げますると、昨年御承知の通り、貨物を三倍半、旅客を二割五分五厘上げたのであります。
○委員長(板谷順助君) 藪谷業務局長が出席されておりますが、同氏に対する何か御質疑がありましたならば、運賃改正法案の質疑を続けたいと思います。